今日もまた法律がらみなので若干難しいお話です。
実は、私は横浜市長から「人と動物との共生推進よこはま協議会委員」というお役目を拝命しておりまして、今日はこれが何をする人ぞということを書きたいと思います。
前回のブログで、「動物の愛護及び管理に関する法律」の下にさらに、各都道府県政令で条例等が存在するというお話をしました。私が委員をつとめる「人と動物との共生推進よこはま協議会」は、まず
【動物の愛護及び管理に関する法律】に
第三十九条 都道府県等、動物の愛護を目的とする一般社団法人又は一般財団法人、獣医師の団体その他の動物の愛護と適正な飼養について普及啓発を行っている団体等は、当該都道府県等における動物愛護推進員の委嘱の推進、動物愛護推進員の活動に対する支援等に関し必要な協議を行うための協議会を組織することができる。
という条文がありまして、さらに横浜市ではこれを受けて、
【横浜市附属機関設置条例】の中で市長の附属期間として「人と動物との共生推進よこはま協議会」を置いているんですね。
第2条(附属機関の設置及び担任事務)
横浜市は、別表執行機関の欄に掲げる執行機関の附属機関としてそれぞれ同表附属機関の欄に掲げる附属機関を置く。
2 附属機関の担任する事務は、別表担任事務の欄に掲げるとおりとする。
別表(抜粋)
執行機関 |
附属機関 |
担任事務 |
委員の定数 |
市長 |
人と動物との共生推進よこはま協議会 |
横浜市の動物の愛護及び管理に係る施策に関し必要な事項についての審議に関する事務 |
20 人以内 |
そしてさらにさらに、この協議会の運営について定めた【人と動物との共生推進よこはま協議会運営要綱】というのが存在しまして、協議会ではどのようなことを審議するのか、委員の資格とか細かいことが定められています。
私は「公募市民」という枠で、ちゃんと論文を提出して、選考試験みたいなのに受かって選任されました。
他にどんなメンバーがいるかというと、横浜市獣医師会、動物関連の団体、市民ボランティアのNPO法人の方、補助犬協会などなどの代表の方々と大学の教授もいらっしゃいます。
それで何をしているかというと、そのような横浜市の動物関連の有識者が集まって、横浜市内における動物飼育をめぐる問題の解決及び動物適正飼養の普及啓発の推進のために、年に数回会議を開いて、意見を出し合ったり、情報交換をしているわけです。もちろん、横浜市動物愛護センターの職員の方々が中心となって、会議を進め、最終的には横浜市の動物行政に反映するわけですね。
私たちは、机上で会議をするわけですが、横浜市には、さらに各区の現場で活躍をしてくれている「横浜市動物適正飼育推進員」という方々もいらっしゃいます。
推進員に関してはまたの機会にご紹介したいと思います。